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第7回ワークショップ

大地再生の旅2025の第7回ワークショップが、6月6-7日の2日間にわたり北海道長沼町のメノビレッジ長沼で開催されましたので、その様子をお伝えします。


この日は、九州、本州、北海道各地からメンバーとメンバーの招待によるゲスト、研究者、関係者を含め45名以上の参加となりました。


集合場所の種子の倉庫では、土の動きに関する話や土の団粒を比較するSlakeテストの説明を受けました。水の中ですぐに崩壊する土に比べて、いつまでも崩れない土の違いは、団粒構造を保持しているかどうか。つまり、生きた根があって、そこに菌根菌などの微生物が多様で、団粒構造を形成できているかどうか。耕してしまうと、その団粒構造を破壊してしまうため、耕起はできるだけ少なく、できるだけ浅くすることが土の構造のためには必要であるという話でした。


その後は、フィールドに出て、土を掘り、触れ、観察する土壌診断を行いました。第1期メンバーがチームリーダーとなって、6つのグループに分かれて診断をスタート。


土壌分析にはデータも必要ですが、まずは土を掘って、ミミズを見つけたり、土の色、臭い、感触、団粒構造の深さやや土の硬さ、透水性のチェックなど。これらの診断は、自分でも簡単にできますね。



そして、メノビレッジといえば羊。集約放牧、適用放牧と呼ばれる、牧区を毎日のように短い間隔で移動しながら、草の再生を促す現場を見学。これまでの羊の放牧では、短い草を食べさせることが常識と思っていたという羊飼いの方も、背丈の高い草を食べて元気に肥えている羊たちの姿に驚かれていました。やはり、現場で感じることは大切ですね。


次は、7月2日に十勝の音更、3-4日はオホーツクでのワークショップになります。メンバーの実践圃場の見学を楽しみにしています。


 
 

​マオイカバーシード

北海道夕張郡長沼町東6線北13 メノビレッジ長沼

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