大地再生の考えと実践を学ぶ教育プロジェクト
2022年秋より全国各地で上映が続いているドキュメンタリー映画
『君の根は。大地再生にいどむ人びと』をきっかけに、「自分も大地再生農業を実践したい」という声が全国の農家や関係者から広がりました。この2年ほどの間に、雑誌やメディアでも取り上げられ、リジェネラティブなムーブメントが静かに、しかし確かに動き始めています。こうした流れの中で、私たちは「実践的な大地再生農業を体系的に学べる教育プログラム」の必要性を感じ、2024年に教育プロジェクト 「大地再生の旅」（第一期） を始動しました。
 
新しいマインドセット  --  学びと実践
プログラムでは、レイモンド・エップ氏が2019年から培ってきた知識と経験に加え、映画にも登場する土壌研究者 ニコール・マスターズ（Integrity Soils）氏 のコーチングによって得た実践的な知恵を共有します。「土の健康をどう評価し、どう改善していくか」―その科学的な視点と観察の方法を、オンライン学習と現地ワークショップを通じて体系的に学びます。6月にはメノビレッジ長沼、7月にはオホーツクでのフィールでのワークショップを実施し、11月には一年の成果を共有する実践報告会を開催します。
 
マオイカバーシード
映画に登場するグリーンカバー社（Green Cover）の協力により、2024年8月からは、国内では入手が難しいカバークロップの種子を輸入。季節や目的に応じてブレンドしたミックスカバークロップの提供も始まりました。
 
大地再生の旅へ！
リジェネラティブ農業の実践に、農法の垣根はありません。慣行農業でも有機農業でも、「土のしくみを理解し、自然のプロセスと調和していく」という考え方から誰でも始めることができます。「土の下のコミュニティって何？」「耕すのは本当に良いことなの？」「ミックスカバークロップの種はどう選ぶ？」――そんな多くの疑問や不安を、仲間と学びながら解きほぐし、実践へとつなげていくのがこのプログラムの目的です。まずは一歩。あなたの足下の土から、大地再生の旅を始めてみませんか？