簡単、楽しい ノーディグ菜園教室
段ボールと堆肥で耕さない農業
チャールズ・ダウディング (原著), あらたに あきこ (翻訳)
 
耕さずに育てる「ノーディグ菜園」は、いま欧米の家庭菜園で注目を集めています。地面に段ボールを敷き、その上に堆肥を重ねてベッド（ウネ）をつくるだけ。土をひっくり返す作業がいらず、雑草管理もぐっとラクになり、だれでも始めやすいのが魅力です。子どもと一緒に楽しめるので、園庭や学校菜園、家庭の小さな畑にもぴったり。変化する畑を観察しながら、自然の仕組みや育てる喜びが自然と身についていきます。
 
本書は、イギリスでノーディグを広めた第一人者チャールズ・ダウディングによる、親子で取り組める実践ガイド。必要な道具、つくり方の手順、堆肥の中で働く微生物たちの不思議な世界まで、イラストを交えてやさしく解説します。ページをめくるたび、土が育つワクワクを感じられる１冊です。
 
翻訳を手がけたあらたに・あきこさんは、北海道・メノビレッジ長沼で大地再生農業とノーディグ菜園を実践し、レイモンド・エップさんとともに「大地再生の旅」を全国で広げている方。ノーディグ菜園は、三重県伊賀市の愛農高校の敷地で2025年春から実際に行われました。現場の経験に裏打ちされた、あたたかく深い言葉で日本の読者にノーディグの魅力を伝えます。