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大地再生の旅 in伊賀
2026年6月13日・14日の2日間、三重県伊賀市の愛農高校を会場に、「大地再生の旅 in 伊賀」ワークショップ参加しました。 初日はオープンデイとして、メンバー以外の方々にもご参加いただきました。私はノーディグ菜園における堆肥の役割と、堆肥の質についてお話しする機会をいただきました。ノーディグ菜園では、雑草抑制のためにダンボールを敷き、その上に堆肥を載せて定植や播種を行います。このときの堆肥は「肥料」ではなく「土の代わり」として使われることが大きな特徴です。 堆肥と聞くと牛ふん堆肥や鶏ふん堆肥を思い浮かべる方も多いと思いますが、この用途ではできるだけ完熟に近い堆肥が望まれます。理想的には、刈草や落ち葉などを長い時間をかけて分解させた、土に近い状態の堆肥です。 栄養価の高い堆肥を使うと、植物はその場の肥料で十分満足してしまい、根を下へ伸ばしてダンボールを突き抜け、土壌へ根を張ろうとしなくなる場合があります。また、EC(電気伝導度)が高い堆肥では発芽障害や根傷みの原因になることもあります。一口に堆肥と言っても、CN比の低い肥料効果を残した堆肥もあれ

Yoshiharu Seo
6月14日読了時間: 3分


ワークショップ in メノビレッジ長沼
6月8-9日の2日間、「大地再生の旅」第3期の第6回ワークショップを、北海道長沼町のメノビレッジで開催しました。今回も全国からメンバーが集まり、それぞれの実践や課題を持ち寄りながら学び合う2日間となりました。 初日はあいにくの雨模様でしたが、「晴耕雨読」という言葉のとおり、圃場に出られない時間を活かして、レイモンドさんのお話を中心にじっくりと学ぶ時間となりました。参加者同士の交流も深まり、それぞれの地域や作物の状況、取り組みについて語り合う貴重な機会となりました。 2日目は天候も回復し、ライ麦畑やカバークロップ圃場、小麦畑を見学しました。実際の圃場を歩きながら、土の状態や植物の生育を観察し、カバークロップが果たす役割について理解を深めました。 2年前にギシギシが優勢だった畑は、昨年は羊たちがなんとギシギシを食べるようになったという雑草の変化を知り、そして今年はライムギが旺盛に生長しているその下で、ギシギシはハムシにより食べられて、網目状態から枯れて死んでいました。 ※以前の記事へ この3年間でレイモンドさんがニコール・マスターズさんの5Mを適用し

Yoshiharu Seo
6月9日読了時間: 3分


ローカリゼーション2026
2026年6月6日に開催されたローカリゼーションデイ2026では、分科会②「みんなの大地再生農業 ~菜園から農地まで。健康を取り戻そう。~」を担当しました。 レイモンドさんと明子さんによる約40分の動画では、森の土壌から始まり、ライムギ畑、羊の放牧、施設栽培、そしてノーディグ菜園へと続く流れの中で、大地再生農業の考え方と実践を紹介しました。その後は参加者の皆さんから寄せられた質問にお答えしながら、土や植物、人の健康とのつながりについて理解を深める時間となりました。 当日ご覧いただけなかった方も、この動画はアーカイブで視聴することができます。 なお、この動画を撮影してくれたのは、メノビレッジ長沼に滞在中だったプロカメラマンのアディです。なんと撮影機材はiPhone。自然な雰囲気と現場の空気感を見事に映像に収めてくれました。 Thank you, Adir, for your wonderful work and support!

Yoshiharu Seo
6月6日読了時間: 1分


ギシギシは何のサイン?
2年前のこの畑。2024年6月のワークショップでは、羊が牧草を食べ終えたあとは、ギシギシが一面に広がっていました。 ギシギシがたくさん生えている畑を見ると、「この雑草を敵だ」と思ってしまいますが、レイモンドさんがよく話される言葉があります。「雑草は除草剤が足りないサインではない。何かのメッセージです。」 2024年6月のワークショップではギシギシがいっぱい レイモンドさんは、ニコール・マスターズさんの「5M」からどのように考えたのでしょうか?ただ単に、カバークロップを活用し、土を裸にせず、多様な植物を育てながら土の健康の回復をしたというだけではありません。 ひとつは、カルシウムです。ギシギシが優勢になる土壌では、カルシウムが不足している可能性があり、ギシギシが深く根を伸ばし、土の奥深くからカルシウムを吸い上げて、地表付近に戻そうと働いているという考えです。 2026年5月18日の放牧の様子 カルシウムを施した次の年、昨年(2025)、羊たちがそのギシギシを食べるようになったそうです。確かに食べていました。そして今年は、旺盛に育ったライムギの下で、

Yoshiharu Seo
5月18日読了時間: 2分


Small Farmers Day 2026
2026年2月23日、文化パルク城陽にて開催されたNPO法人スモールファーマーズ主催「Small Farmers Day 2026」に、レイモンド・エップ氏がゲストスピーカーとして登壇しました。 当日は、スモールファーマーズの卒業生の方々を中心に、全国から170名を超える参加者が集まり、農と暮らし、半農ⅹ半X、”スモール”な農業、そして大地再生農業の実践や土壌づくりに関する学びだけでなく、これからの農業のあり方や地域とのつながりについても深く考える貴重な機会となりました。 会場では、 「大地 × 暮らし研究所」 の二葉夫妻とともに書籍の 『 リジェネレーター 』 と 『ノーディグ菜園教室』 の紹介・販売も行い、多くの方にお買い上げいただきました。 NPO法人スモールファーマーズ様のNOTE https://note.com/small_farmers/n/nac5b43c9dfec

Yoshiharu Seo
2月23日読了時間: 1分


基礎知識の学び
大地再生の旅 第3期のオンラインワークショップがスタートしました。 2026年の第3期は、まずオンラインでの基礎講座から始まります。これから2カ月間で全4回、リジェネラティブ農業の土台となる考え方を学んでいきます。大切にしているのは、技術やノウハウではありません。重要なのは「マインドセット」です。 大地再生農業は、一般的に言われるような「農法」ではありません。決まったやり方やルールがあるわけではなく、誰かの成功事例をそのまま再現すればうまくいくものでもありません。 あるのはシンプルな原則です。土壌は生きていること。根は炭素を土の中へ送り続けていること。微生物がその循環を支えていること。植物は環境に応答して変化していることなど、これらの原則をどう現場で表現するかは、それぞれの農家に委ねられています。 第3期も、地域も作物も経験も異なる多様なメンバーが集まりました。同じ原則を学びながらも、それぞれの現場で異なる答えが生まれていく。そのプロセス自体が、このプログラムの価値だと感じています。 これからの2カ月で扱うテーマは、微生物、ミネラル、炭素の流れ、

Yoshiharu Seo
2月22日読了時間: 2分


MRJ2026 キックオフ
2026年、「大地再生の旅」第3期がスタートしました。今期は十勝エリアからの参加者が多く、キックオフは帯広市のとかちプラザにて開催となりました。 1日目 は、レイモンドさんによる講義からスタート。「大地再生の旅を始めるにあたってのマインドセット」をテーマに、リジェネラティブ農業に向き合う姿勢や考え方について共有されました。 レイモンド氏からの講義 その後は、参加者一人ひとりが自己紹介を行いながらチェックイン。それぞれの背景や想いを共有することで、3期メンバー同士の関係性づくりが始まりました。 3期のみなさんは前列に 初めて参加する3期のみなさんと、後列の1期、2期メンバーのリアルな顔合わせでした。 円になってチェックイン。それぞれの参加動機など想いを伝える 初めて参加する3期のみなさんと、後列の1期、2期メンバーのリアルな顔合わせでした。 2日目 もレイモンドさんによる講義が行われ、 ニコール・マスターズ氏 が提唱する 「5M」 のうち、特に Microbes(微生物) と Minerals(ミネラル) に焦点を当て、土の健康との関係について学び

Yoshiharu Seo
1月21日読了時間: 2分


実践報告会2025
大地再生の旅 実践報告会 2025年11月、置戸町にて2日間にわたり開催しました。 この1年間、リジェネラティブ農業の実践に向き合ってきた13組のメンバーが登壇し、カバークロップ、不耕起、浅耕、土を掘って観察することなど、それぞれが土の健康回復に向けて取り組んできた実践と学びを発表しました。 当日は、メンバーからの招待により会員以外の農家の方々も参加され、熱心に発表に耳を傾けていました。 今回の報告会は、北海道大学 地域連携経済学研究室の 小林 国之 准教授 をゲストに迎え、海外におけるリジェネラティブ農業の動向についての報告からスタートしました。続いて、メンバーであり研究者でもある 株式会社フロー 酒井恭輔さん による土壌炭素に関する発表が行われ、実践と科学の両面からの視点が共有されました。 1日目 は、取り組み3年目となる置戸町のメンバー2名の発表を中心に、これまでの実践の積み重ねと変化について深く掘り下げる内容となり、あわせて3名によるコメント・考察が加わりました。 1日目の様子 2日目 は、「大地再生の旅」1期・2期メンバーによる9組の発

Yoshiharu Seo
2025年11月18日読了時間: 2分


Keep Living Roots in the Soil
収穫を終えた北海道置戸町の畑。2025年11月16日。 一見すると季節はもう冬に向かっていますが、畑にはまだしっかりとカバークロップの緑が残っていました。冬の間もできるだけ生きた根を維持し、土を裸にしない――そんな取り組みが、この圃場で実践されています。 エンバクの根を掘り、リゾシーズ(根鞘)の状態を確認したり、土の中からミミズを見つけたり。大人たちが楽しそうに土と向き合っている。 その様子に引き寄せられるように、息子さんも自然と土掘りに参加します。お父さんが見つめる緑肥の根を、同じようにじっと見つめるその姿が、強く心に残りました。 こうした時間の中で、土との関係や感覚が、次の世代へと静かに受け継がれていくのだと感じます。

Yoshiharu Seo
2025年11月16日読了時間: 1分


生きた根を維持し続ける
11月の半ばにもかかわらず、まだ青々とした被覆が維持され、土壌へと炭素が送り続けられている圃場を見学しました。特に印象的だったのは、エンバクの糖度が30%近くに達していたことです。 昨年は、このまま手を加えずに越冬させるという選択肢はありませんでした。しかし今年は、そのままの状態で冬を越させることに挑戦しています。 ヒマワリは寒さで枯れていますが、エンバク、大根はまだ寒さに耐えて元気な状態です。こうして緑を保っているということは、根に炭素を送っています。従来であれば、10月半ばくらいにはすき込んでいるハズなので、1ケ月以上も緑を保ち、 根に炭素を送っています。 こうした一つひとつの小さなチャレンジを、メンバーそれぞれが積み重ね、共有していくことで、次の一歩へとつながっています。これは、大地再生農業の重要な原則のひとつである 「生きた根を土の中に保ち続けること」 を体現する取り組みでもあります。

Yoshiharu Seo
2025年11月16日読了時間: 1分


映画「君の根は。」@訓子府町
大地からはじまる再生の物語 ― リジェネラティブ農業が地域の未来をつくる ― 農と暮らし、そして地域を再生させる――そんな想いを伝えるリジェネラティブ農業のドキュメンタリー映画「君の根は。大地再生にいどむ人びと」の上映会と、トーク&ディスカッションが2025年11月15日、北海道・訓子府町で開催されました。 ゲストのレイモンド・エップ氏と荒谷明子さん 近年、世界各地で深刻化する高温、干ばつ、そして激しい豪雨。こうした気候変動に対し、海外の農家たちが取り組み始めているのが「大地再生農業」です。 カバークロップの導入、土壌炭素の蓄積、生物多様性の回復――健康な土を取り戻すための実践が、世界中で広がり始めています。それは単に農業の手法にとどまらず、土を守り、地域を再生し、さらには局所的な気候にも影響を与えていく可能性を持っています。 今回の上映会は、「わくわく地域づくり活動支援事業補助金」を活用して開催されました。上映会を企画運営していただきました訓子府町の「君の根は。上映実行委員会」のみなさんありがとうございました。尚、 今回の上映会は、「わくわく地

Yoshiharu Seo
2025年11月15日読了時間: 1分


耕さない農業入門講座
2025年1月から3月に農文協主催で開催された連続講座(3回)「耕さない農業」が本になります。発売予定は9月15日頃。 大地再生の旅は、2月27日の「第2回大地再生農業の現場から」に参加させていただき、レイモンド・エップさんと荒谷明子さん、大地再生の旅に挑む4人のメンバーが...

Yoshiharu Seo
2025年9月2日読了時間: 1分


現代農業10月号「耕さない農業」
今月発売の現代農業10月号は、「耕さない農業」特集です。大地再生の旅のメンバーの記事も載っています。ぜひ読んでください。 https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54025006/

Yoshiharu Seo
2025年9月1日読了時間: 1分


オホーツクへGO!
猛暑の中、作業が続いていたマオイカバーシードのサマーミックが漸く完成し、この日の朝9時過ぎに、オホーツクから大地再生の旅のメンバー、池端さんと石田さんが2台のトラックで長沼町まで来てくれました。 倉庫では、最後のミックス作業が続く中、できあがったミックスをトラックに積み込ん...

Yoshiharu Seo
2025年7月28日読了時間: 1分


サマーミックス
夏のカバークロップのミックス作業が始まりました。 大口の注文はフレコンに充填して、一旦倉庫の外へ移動 北海道とは思えないほど連日の酷暑で日中は仕事もできないほどの厳しさ。早朝から作業に取り掛かり、少しずつ進めているところです。この日の長沼町は35℃の予報。倉庫の中はさらに暑...

Yoshiharu Seo
2025年7月24日読了時間: 1分


カボチャとカバークロップ
こんな景色は初めて見ますが、この写真は美幌町の石田さんのカボチャ畑です。カボチャの畝間にミックスカバークロップを育て、種ができる前に上部を刈り取っているところです。左側の畝は、まだ紫の花が咲いているのがわかります。 下の写真はBeforeです。刈り取る前のカバークロップが生...

Yoshiharu Seo
2025年7月9日読了時間: 1分


カバークロップ後の直播ビートの生育
オホーツクでのワークショップが終わり、7月6日に美幌町の佐藤さんを訪問しました。干ばつと高温が続く中でも、直播ビートの生育が順調でした。生育も旺盛な感じが伝わってきます。 1カ月以上の干ばつが続くなか、土を少し掘ってみると、しっとりと水分があり、ひんやり感じられる状態です。...

Yoshiharu Seo
2025年7月6日読了時間: 1分


第8回WS3日目in訓子府町
大地再生の旅第8回ワークショップ3日目の最後は、小雨が降り始めた訓子府町の昆野さんのタマネギ畑。 緑肥を組み合わせて改善されてきた畑にて 新しく購入した畑は、土の健康さという点で、回復が必要な状態だったそうです。一年目は、1種類の緑肥では結果が出ず、二年目は2種類の緑肥、そ...

Yoshiharu Seo
2025年7月5日読了時間: 2分


第8回WS3日目 in 置戸町(2)
大地再生の旅第8回ワークショップ3日目の2軒目は、昨年レンタル羊を導入して、カバークロップの放牧に取り組まれた置戸町の有馬さんの圃場です。 カバークロップの後作は、写真の大豆です。地域の農家さんが見ても生長の良さに驚くほどでした。実はこの畑は、一番成績の良くない圃場だったの...

Yoshiharu Seo
2025年7月4日読了時間: 2分


第8回WS3日目 in 置戸町
大地再生の旅第8回ワークショップの3日目は置戸町の廣中さんからスタート。まずはカバークロップの種類別で育てられた菜園での説明から。見慣れていないカバークロップも多いので、それぞれの種類を視覚的に記憶しておくためにも、とてもありがたい解説でした。...

Yoshiharu Seo
2025年7月4日読了時間: 2分
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